雑多的日常観察日記

魚が好きな看護師、”サカナース”のブログです。

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【医療】BLSプロバイダーを取りに行った話【AED】

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昨日までパンイチで寝てたのに今日はジャージに毛布を被って寝ているびーえむです。

 

 

 

突然ですが、人が倒れている現場に遭遇したことがありますか?

 

 

 

 

医療従事者の方なら今まで一度は心肺停止状態の方に出くわした方が多いと思います。

正直焦りません?

いくら医療従事者といっても患者さんは

「あ、10分後くらいに心停止するのでよろしく^ ^」

とか言ってくれないじゃないですか。

 

僕学生時代から数えて10年近く毎年訓練受けているにも関わらず実際現場に遭遇したら超焦りますからね。

めっちゃ落ち着いてる顔しながら焦ってます。

 

なのでいっちょ医療従事者向けの訓練が受けられるBLSプロパイダーという資格を取りに行きました。

 

そもそもBLSプロバイダーとは?

BLSプロバイダーコースは、アメリカをはじめ世界各国で開催されている医療専門家・救命のプロフェッショナルのための世界最高水準の一次救命処置(BLS:Basic Life Support)教育訓練プログラムです。(2015年の改訂でBLSヘルスケアプロバイダーコースから改名)

大人の傷病者に対する人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDの使い方に加えて、乳児と小児のCPR、気道異物除去など、国際コンセンサスに基づいた一次救命処置(BLS)のほぼすべてを網羅しています。

ひとりで行なう心肺蘇生法(CPR)の他に、ふたり以上の救助者がいた場合のより効果的な心肺蘇生法の訓練や、ポケットマスク(感染防護具)による人工呼吸、医療機関で標準的に使われているバッグバルブマスクによる換気法など、市民向け蘇生講習では含まれない高度な手技も訓練していきます。

BLSプロバイダーコースは、医師や看護師、救急救命士をはじめとした医療従事者や、救命のプロとして現場で活動する人たち(ヘルスケアプロバイダー)向けの専門的な心肺蘇生法(CPR)講習であり、そうした専門職を想定した救命講習は日本では他に類を見ません。

また日本においては、乳児に対する心肺蘇生法を指導する教育プログラムがきわめて限られています。その点でもBLSプロバイダーコースは貴重な存在と言えるでしょう。

(http://aha-ecc.jp/bls_hcp.phpより引用)

 

めっちゃ長文ですが要約するとこうです

 

急に倒れた心肺停止状態の人に!

 

超!わかりやすく!実践的に対処法が学べる!

(地域でやってるAED講習会より専門性に特化)

 

母体がアメリカ心臓協会(American Heart Association,AHA)

なので安心の世界基準!!

 

実はよく知らない乳幼児の窒息〜心肺停止の対処法も学べる!

 

 

すごい!BLSプロバイダーすごい!

 

あくまで資格を発行してるのは日本ACLS協会ですが、海外に行っても通用する資格です。

 

医療従事者といえど緊急時に適切な対応が取れるかは普段の訓練次第だと思います。

 

上の方でも書きましたが頭ではなんとなくわかっていても、実際現場に遭遇したら頭真っ白になるもんです。(経験済み)

 

申し込みはここから!

http://acls.jp/archive/course/course_bls2010.php

 

資格取得にかかる費用について

講習会自体の受講料は18,100円(銀行振込、クレカ払い可能)です。

 

それに合わせて講習会の前にテキストとポケットマスクを事前に購入しなければいけません。

 

テキストは4000円弱、ポケットマスクは3000円弱くらい。(公式サイトでも買えるけどアマゾンで買ってもいいと思う)

合計で25000円程度かかります。

 

ぶっちゃけクソ高いですが今後のことも考えたら費用に見合った内容ではあるのかなと思います。(でもクソ高い)

 

 

実際の講習

講習会は1日で終わります。

 

びーえむが受けた流れは

 

DVDで説明を受ける

すぐに人形を使って実践

わからない部分はインストラクターが教えてくれる

の繰り返しでした。

 

とにかく実践が多いので眠くなるようなことは一切ありませんでした。

 

DVDによる講習が終わったら午前の部が終わり、昼休憩タイム。

(弁当がめちゃくちゃうまかった)

 

午後からは乳幼児の対応と実技試験、そして最後に筆記試験を受けて終了です。

(ちなみに100点でした。ヒャッホーウ)

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講習会終了後大体1〜2週間で認定証が送られてくるので、晴れてあなたもBLSプロパイダー!

 

講習会を受けて

びーえむは医療従事者なので知っていることも多かったのですが、その中でも重要だな〜と感じた部分を挙げてみます。

 

【医療従事者向け】

・なによりも大事なのはチームワーク!そして司令塔の存在!

(指示出す人がいないと医療従事者も烏合の衆と化します)

乳幼児は呼吸優先!成人は循環優先!

アルゴリズムを思い出してそれに沿って動けば大抵状況はなんとかなります!(適切な対応が取れるという意味で)

 

【一般の方向け】

とにかくたくさんの人(助け)を呼ぼう!

(そして協力者に救急車AEDの要請は最低限頼もう。頼まないと持ってきてくれないゾ)

・胸骨圧迫(心臓マッサージ)は肋骨が折れるくらいの力で強く!早く!(BPM:120くらいで)

そして確実に押した分戻してください

・人口呼吸は無理して行わなくてもいい(ただし大人に限る)

 

デマに踊らされない

 

声を大にして言いたいのですが

 

少し前にTwitter

 

蘇生のために女性の衣服を裁断したら後で訴えられた。肋骨を折ってしまったら罪に問われる。うわー命を救うのにもセクハラ、傷害と言われる日本だーーー。

などなどデマが拡散されてましたが

 

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一般市民が善意で蘇生行為(BLS)を行なって罪に問われる可能性は極々低いですよ!

 

※参考リンク

http://jemta.sblo.jp/s/article/8706336.html

https://plaza.umin.ac.jp/GHDNet/98/ia14cpr.html

 

何故無い!と言い切らず低いと表現したかについてですが・・・

 

アメリカやカナダには善きサマリア人の法と言って、市民が蘇生行為を行い、結果容体を悪化させても罪には問わないという法律があるんですね。

日本ではこれに直接該当する法律は現時点では無し。(間接的ならある)

けれど蘇生に失敗して訴えられた事例は今まで無いようです。(あったら大問題だ)

 

・・・あ、でも医療従事者は容体悪化させたら罪になる可能性が出てくるらしいですよ。

 

恐ろしい国NIPPON・・・

※参考リンク

http://aha-bls-instructor.seesaa.net/article/214870052.html

 

ま、まあそうならないための研修であり、訓練ですからね・・・

 

医療関連は専門性が高いためか間違った知識(デマ)が広められやすい傾向にあると思います。

 

デマに踊らされず、正しい情報の取捨選択が大事ですね。(特大ブーメラン)

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おわりに

ということでびーえむがBLSプロパイダーを取った話でした。

 

夏頃にはACLS(二次救命処置)プロパイダーも取得する予定なのでその経験も記事に出来たらなと思います。

 

このブログを見てくれた方々が少しでもBLSに興味を持ってくれて1人でも多くの命が救われることを祈ってます。

 

それではまたお会いしましょう。